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2007年10月26日 (金)

上映作品:「郊外へ」

いよいよ本日、チェコ映画祭が開会します。

今日、明日と上映予定の「郊外へ」はトマーシュ・ヴォレル監督の作品です。
2000年の作品ですが、IT企業に勤めるバツイチのサラリーマンがふとしたことで
パソコンのモニターに向かう都会のサラリーマン生活から、
まだ自然のあふれるチェコの田舎で足止めを食らう物語です。

モニターへキーボードでアルファベットの羅列を打ち込むプログラマー。
時代の最先端ともいえる仕事とはいえ、
子どもとの外出時もノートパソコンや携帯を必携し、メッセンジャーで同僚とやりとり。
子どもは子どもで、携帯や小型ゲーム機で画面に向かって、無我夢中。
だけど、電気もまともに入らない場所も、チェコに存在します。
そんなところで時間を過ごすことになった主人公は……?

休日といえば、郊外へ出かけ、自然のなかでじっくり季節の変化を感じるのがチェコらしい生活です。
自然がたくさん残るチェコの、まさにこの季節・秋の景色が美しく登場します。
そして、そこに電子機器を持っていく都会生活の人々の姿。

チェコでも押し寄せる生活の変化。
でも、それをむやみやたらと非難したり賛美したり主張をしないで、
自然の美しさと同様に人々にもひたすらカメラを向けている作品です。

ヴォレル監督のまなざしを感じながら、
あるいは観光では行かれないようなチェコの田舎に旅行した気分になりながら、
ぜひ鑑賞していただきたい一本です。

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